2009年2月9日月曜日

去年の話




去年の話ですが…
私が時々「ダイヤモンド富士」と煩く書き込んでいますが、天文ファンの皆さんには周知の事実でも、鉄道ファンにはあまりご興味がない方もおいでかもしれません。

でも、忘れもしない2008年は平成20年でした。 ん?

そういうことはおいといて…


第二監視台で夕焼け小焼けで日が暮れそうな頃、新幹線を撮って帰ろうとしましたが、周りで三脚を立てている方々がだれも動かないんです。
そういえば電車を撮る風でもなし、レンズが向いている方向も微妙に違うしナンだろう? と思い、私も帰らずにしばらく撮る振りをしていると、遠くから話し声が聞こえてきました。

全部が聞こえたわけではないのですが、会話の中に「ダイヤモンド富士が… きょう …」などと、途切れ途切れに耳に入り、「こりゃぁ帰れんワィ」となったわけでありまして。。。

それが忘れもしない2月18日だったわけであります。


17:00 700系 ひかり416
これは撮る振りをして撮ったものです。
しかしこの後すぐに地元で見られる天文ショーが始まりました。

       ザ・ダイヤモンド・富士


17:11
富士山頂の左上に太陽がかかり始めました。
このときはまだ、これが正しいダイヤモンド富士になろうとは思っていませんでした。


17:13
もうちょっとなのですが、、、 頑張れ! もうちょっと右だぞ! とか書かなくてもいいことでした。


17:13
光が極端に弱くなってきましたが、正しくダイヤモンドの輝きのようです。


17:16
太陽が沈みきった後ですが、まだ地平線の向こうでは沈んでいない? ようです。


17:17 N700系 のぞみ26
私は一応「新幹線電車」を撮りに来ているワケですから。。。


17:37
太陽が沈んだ後も、始めてみたダイヤモンド富士に感激し、しばらく余韻に浸っていました。やっぱ富士山ってすごいですね。

私はこのとき、生まれて始めてのダイヤモンド富士を拝ませていただきました。折りしも正月に妹一家が山梨まで見に行くのについていこうとしていたのですが、駐車場から数時間の徒歩と聞いて断念。妹一家も行かずじまいだったのに、、、

帰宅してから妹に電話をすると、住んでいる地域から見ることができると知って、非常に悔しがっていました。
・・・ということは、毎年この日あたりに見えていたということでもあり、生まれ育った土地でありながら知らないことがまだあるんだと、痛感させられました。

ダイヤモンド富士は、天気さえ良ければ今年も同じ日付あたりで見られるはずですが、すこし前の日から行って時々レポートします。

新幹線と絡めることができればいいのですが、それは非常に微妙です。果たしてどうなることでしょうか…?

もしもおいでになる方がいらっしゃいましたら、事前にご連絡をお願いいたします。ダイヤモンドにならなくても、富士山がきれいに見える日にはかなりの方が写真を撮りにおいでになるようです。私はかなり早い時間から行って場所の確保をしようと思います。


最後に、この現象は富士山が見える場所ならどこでもいいわけではありません。太陽の沈む地点と高度、富士山の山頂を結ぶ直線の延長線上の地域だけですので悪しからず。
前日と翌日にはダイヤモンド富士になりません。年に2回ありますが、もう1回は秋なので空気がよどんでいてきれいに見えないとのことです。

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